コレクション
長年使われた道具が妖怪に変じた付喪神たちを集めたコレクション。百鬼夜行に加わる器物の怪たちを紹介する。

あぶみぐち
戦場に捨てられた馬の鐙が変化した付喪神。主の帰りを待ち続けた武具の怨念と悲しみが宿った妖怪。

ばけぞうり
古い草履が妖怪化した付喪神。夜中に家の中を歩き回り、「一目、二目、三目、四目」と鳴くとも伝えられる。

びわぼくぼく
古い琵琶が変化した付喪神。夜中に独りでに音を奏で、奏者の霊や音楽への念が宿ったと伝えられる。

ちょうちんおばけ
古い提灯が変化した妖怪。口が大きく裂け一つ目が現れる姿で、怪談話や百物語の場に欠かせない存在。

じゃたい
長年使われた帯が蛇に変化した付喪神。女性の情念や執着が帯に宿り、深夜に蛇の姿をとって動き回るとされる鳥山石燕の妖怪。

かめおさ
長年使われた古い酒瓶や甕が変化した付喪神。百鬼夜行の行列に加わるとされる器物妖怪の一体。

かさおばけ
使い古された傘が長年の年月を経て変化した付喪神。一本足とひとつ目が特徴で、百鬼夜行に加わる妖怪の代表格。

こそでのて
古い小袖(着物)の袖から手が生えてくる妖怪。女性の着物への深い執着が霊となって宿ったと伝えられる。

きょうりんりん
古いお経の巻物が変化した付喪神。文字が踊り出し、独りでに読経の音を発するとされる霊的な器物妖怪。

もくもくれん
古い障子や破れた壁に無数の目が現れる妖怪。建物に宿った怨念や霊気が目の形を借りて現れたものとされる。

しろうねり
古い雑巾や布切れが妖怪化した付喪神。蛇のようにうねり動く白い布の姿で百鬼夜行の行列に加わる。

うんがいきょう
古い鏡が変化した付喪神。覗き込むと奇怪な顔や異界の光景が映り、人の真の姿を映し出すともされる。

やなり
夜中に家がミシミシと鳴る現象の正体とされる妖怪。小さな鬼や精霊が家の柱や壁を揺らすと伝えられる。